はじめに:同棲という新しいスタートに潜む「もしも」の不安
大好きな人と一緒に暮らす同棲生活は、まさに夢のようですよね。毎日が新鮮で、二人の絆がより一層深まることでしょう。しかし、その甘い生活の裏側には、少しだけ現実的な「もしも」の不安が潜んでいることも事実です。
- 「もし、お金のことで揉めたらどうしよう?」
- 「家事の分担、ちゃんとできるかな…」
- 「万が一、別れることになったら、財産やペットはどうなるんだろう?」
結婚と違い、法的な後ろ盾がない同棲だからこそ、こうした不安が頭をよぎることもあるのではないでしょうか。でも、ご安心ください。これらの不安を解消し、二人の関係をより盤石なものにするためのツールが、まさに**「同棲契約書」**です。
このブログ記事では、同棲を始めるカップルが知っておくべき同棲契約書の重要性、そして、行政書士がサポートする同棲契約書作成のメリットについて詳しく解説します。
同棲契約書って何?なぜ必要?
同棲契約書とは?
同棲契約書とは、その名の通り、同棲生活を送るカップルが、共同生活におけるルールや、将来的な「もしも」の事態に備えて、お互いの権利や義務、取り決めなどを明確にしておくための書類です。法的な婚姻関係にない同棲において、夫婦間の「扶養義務」や「財産分与」といった民法の規定は原則として適用されません。そのため、二人の間で具体的なルールを定めておくことが非常に大切になります。
結婚と「事実婚」「同棲」の違い
ここで、似ているようで異なる「結婚」「事実婚」「同棲」について簡単に整理しておきましょう。
- 結婚(法律婚):役所に婚姻届を提出することで成立する、法的な夫婦関係です。民法の規定に基づき、扶養義務、同居義務、貞操義務、財産分与、相続などの権利義務が発生します。
- 事実婚:婚姻届は提出していないものの、夫婦として共同生活を送り、社会的に夫婦と認められている状態です。法律婚に準じた権利義務が一部認められる場合がありますが、婚姻届がないため、相続権など法的に認められない部分も多くあります。
- 同棲:結婚や事実婚の意思がない、または曖昧なまま、共同生活を送る状態です。法的には「赤の他人」という扱いになるため、互いに法的な義務や権利は発生しません。
同棲契約書は、この「同棲」の状態にあるカップルが、お互いの意思を明確にし、共同生活を円滑に進めるための「約束」を文書化するものです。
なぜ同棲契約書が必要なの?3つのメリット
同棲契約書を作成することには、主に以下の3つの大きなメリットがあります。
- 金銭トラブルの防止: 家賃、光熱費、食費、デート代など、共同生活には様々なお金がかかります。「どっちがいくら出すの?」といった曖昧な状態は、後々のトラブルの元になりがちです。契約書で事前に負担割合や管理方法を決めておくことで、金銭的な揉め事を防ぐことができます。
- 生活ルールの明確化: 家事分担、生活時間、友人の訪問、ペットの飼育など、共同生活における小さなルールも、積もり積もれば大きなストレスになり得ます。これらを事前に話し合い、文書化することで、お互いが気持ちよく過ごせる環境を整えられます。
- 将来的な「もしも」への備え: 残念ながら、同棲生活が永遠に続くとは限りません。万が一、関係が解消されることになった場合、共有財産(家具・家電など)の分け方、預貯金の精算、共同で飼っていたペットの引き取り、引っ越し費用など、感情的になりやすい問題を冷静に解決するための指針となります。また、片方が病気や事故で働けなくなった際の生活費の支援についても定めておくことができます。
同棲契約書は、二人の関係に不信感をもたらすものではなく、むしろお互いを尊重し、未来を見据えた、愛ある選択と言えるでしょう。
同棲契約書に何を盛り込む?主な項目例
同棲契約書に決まった形式はありませんが、一般的には以下のような項目を盛り込むことが多いです。
1.二人の基本情報
- 契約当事者(二人の氏名、住所、生年月日など)
- 契約の目的(同棲を開始すること)
- 契約期間(任意ですが、定めることで定期的な見直しに繋がります)
2.費用に関する取り決め
- 家賃・共益費の負担割合: 全額負担、折半、収入に応じた割合など。
- 光熱費・通信費の負担割合: 同上。
- 食費・日用品費の負担割合: 同上。
- 家具・家電購入費の負担割合: 共同購入する際の負担割合や、所有権の明確化。
- 共通口座の有無と管理方法: 共同で生活費を管理する場合。
- 交際費・デート代の負担割合: どこまでを共通費用とするか。
3.生活に関するルール
- 家事分担: 掃除、洗濯、料理、ゴミ出しなど、具体的な役割分担や頻度。
- 生活リズム: 就寝・起床時間、来客のルール、友人との交流のルールなど。
- 喫煙・飲酒に関するルール: ルームシェアと異なり、よりパーソナルな問題ですが、必要に応じて。
- ペットの飼育: 飼育費用、世話の分担、もしもの場合の引き取り手など。
- 共有スペースの利用方法: バスルーム、キッチンなどの使用ルール。
4.将来的な「もしも」への備え
- 同棲解消時の財産分与: 共同で購入した家具・家電、共有口座の残高、各自が持ち込んだ資産の精算方法など。
- 同棲解消時の費用負担: 引っ越し費用、違約金、原状回復費用など。
- 同棲解消時の連絡方法: 一方的に出ていくことを防ぐためのルール。
- 慰謝料に関する規定: (任意ですが)浮気などの不貞行為があった場合の慰謝料の有無や金額。
- 負債に関する責任: 二人のどちらかが作った借金について、もう一方が責任を負わない旨を明確にする。
- 連絡の義務: 長期間の音信不通を避けるためのルール。
これらの項目はあくまで一例です。二人の関係性や価値観に合わせて、自由に項目を追加・削除し、具体的な内容を定めることができます。
同棲契約書を「公正証書」にするメリット
同棲契約書は、カップル間で作成し、署名・捺印するだけでも有効です。しかし、さらにその効力を高め、将来的なトラブルを未然に防ぐために、公正証書として作成することをおすすめします。
公正証書とは?
公正証書とは、公証役場で公証人(元裁判官や元検察官などの法律専門家)が作成する公文書のことです。
公正証書にするメリット
同棲契約書を公正証書にすることで、以下のメリットがあります。
- 高い証拠能力: 公証人が作成するため、内容が明確で、後から「言った」「言わない」の争いを防ぐことができます。
- 強制執行力: 金銭の支払いに関する取り決め(例えば、同棲解消時の精算金や慰謝料など)がある場合、相手が支払いを怠った際に、裁判なしで強制執行(財産の差し押さえなど)が可能になります。これは、私的な契約書にはない強力な効力です。
- 紛失・偽造のリスク軽減: 公証役場で原本が保管されるため、紛失の心配がなく、偽造されるリスクも極めて低いです。
公正証書にすることで、万が一の事態になったとしても、よりスムーズかつ確実に二人の間の約束を履行させることができます。
専門家にお任せ!行政書士に同棲契約書作成を依頼するメリット
「同棲契約書の大切さは分かったけれど、何をどう書けばいいのか分からない…」 「公正証書にしたいけれど、手続きが難しそう…」
そう思われる方も多いのではないでしょうか?ご安心ください。そのような時にこそ、私たち行政書士がお力になれます。
行政書士は、法律の専門家として、皆様に代わって同棲契約書の作成をサポートし、公正証書作成の手続きを代行することができます。
行政書士に依頼するメリット
行政書士に同棲契約書作成を依頼することで、以下のような大きなメリットが得られます。
- 法的に有効な契約書を作成: 漠然とした希望を聞き取り、法的な観点から漏れなく、かつ、曖昧さのない明確な契約書を作成します。万が一の紛争時にも役立つ、法的効力の高い文書に仕上げます。
- 二人の希望を丁寧にヒアリング: 経験豊富な行政書士が、お二人の現在の状況や将来の希望を丁寧にヒアリングし、それぞれのカップルに最適な内容を提案します。思いもよらなかったトラブルの可能性も考慮に入れ、きめ細やかなアドバイスが可能です。
- 話し合いのサポート: お金や将来の話は、カップルだけでは感情的になりがちです。第三者である行政書士が間に入ることで、冷静かつ客観的に話し合いを進めるためのサポートができます。
- 公正証書作成の手続き代行: 公証役場とのやり取りや必要書類の準備など、複雑で時間のかかる公正証書作成手続きをすべて代行します。お二人は忙しい中、手続きに追われることなく、安心して生活を送ることができます。
- 精神的な安心: 専門家が作成をサポートすることで、「これで大丈夫」という精神的な安心感を得られます。これにより、同棲生活をより前向きにスタートさせることができるでしょう。
具体的に行政書士がサポートできること
- 初回無料相談: 同棲契約書の必要性や、盛り込みたい内容についてお気軽にご相談いただけます。
- ヒアリングと内容の提案: お二人のライフスタイルや価値観、将来の希望などを詳しくお伺いし、最適な契約書の内容を提案します。
- 契約書原案の作成: ヒアリングに基づき、具体的な条項を盛り込んだ契約書の原案を作成します。
- 条項の修正・調整: 原案をご確認いただき、お二人の納得がいくまで修正・調整を行います。
- 公正証書作成サポート: 公証役場との打ち合わせ、必要書類の準備、証人(必要な場合)の手配など、公正証書作成に必要な一切の手続きを代行します。
- 完成後の説明: 完成した同棲契約書(公正証書)の内容を、お二人に丁寧に説明いたします。
二人の愛を長く育むために、同棲契約書という選択を
同棲契約書は、決して二人の愛情に水を差すものではありません。むしろ、未来の「もしも」にきちんと備えることで、余計な心配なく、安心して目の前の同棲生活を楽しむための土台となります。
「言わなくてもわかる」「愛があれば大丈夫」という気持ちも大切ですが、言葉にして、さらに文書として残すことで、お互いの理解が深まり、より強固な信頼関係を築くことができるでしょう。
新たなスタートを切るお二人が、不安なく、幸せな同棲生活を送れるよう、私たち行政書士がお手伝いいたします。
ご相談は無料です。少しでも同棲契約書にご興味をお持ちでしたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。お二人の愛を形にするお手伝いをさせていただきます。
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プロフィール

岐阜県安八町の行政書士、西村法将です。
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【プロフェッショナル心理カウンセラー】の資格も保有。
大垣市で㈱こころ家の代表として心理カウンセリング・結婚相談所を運営しております。
話しやすさ、相談しやすさを大切にしております。
どんなお困りごとでも、お気軽にお問合せください。


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